こんにちは。まこと鍼灸治療院 院長 鈴木です。
今日は、ときどきご相談のある、おねしょ・夜尿症についてお伝えしようと思います。
夜だけオムツが取れない…とかよく聞きますよね。自然に治るとは聞くけれど、親心としては、野外学習や修学旅行、お友達のお家にお泊りなどのイベントの前に何とかしてあげたいなと思うのではないでしょうか。
おねしょ・夜尿症は、幼稚園児から小学校高学年まで幅広い年代でありますが、おねしょと夜尿症の違いは、年齢です。
おねしょは、幼児期に発達が未熟なために夜寝ているときにおもらしをすることで、夜尿症は、5歳以降で月1回以上のおねしょが3か月以上続くことです。
おねしょがストレスでイベントに行けなかったり、年齢が上がるにつれ、おねしょで自信をなくしたり気持ちが落ち込んだりする子もいるかもしれません。メンタル異常につながったりする場合もあります。
現代医学だと小児科、泌尿器科にいっても異常がない、または自然に治るのを待つしかないと言われることがほとんどですが、東洋医学では、一種の病気と捉えます。
そして、“肝虚すれば尿漏れる”という言葉もあるくらい東洋医学では、肝の弱りからおねしょは出てきます。
長野式では、自然治癒力を高めてあげることを大切にししています。おねしょに悩んでいる子の場合も、その子の自然治癒力の元気がない部分の原因を取り除きながら、肝の気を補う処置をしていきます。
特にお灸が絶大な効果を発揮します。夜尿症にともなう精神的なストレスになって長引かせてしまうこともありますので、お困りのお子さまがいましたら、お気軽にご相談ください。