こんにちは。まこと鍼灸治療院 院長 鈴木です。
今回は、患者様に相談された『ベーチェット病』についてお伝えしてみようと思います。
ベーチェット病とは自己免疫疾患の一つで、4大症状があります。
1、口腔粘膜のアフタ性潰瘍
2、外陰部潰瘍
3、皮膚症状
4、眼症状
全ての症状が出るわけではありませんが、眼の症状はひどいと失明する場合もあります。
4大症状のほかに、消化器症状、神経症状、血管炎症状などの症状が出る場合があります。
昔、この病気を題材にしたドラマもありました。
自己免疫疾患は簡単に言うと免疫の暴走です。
良い細胞まで敵(悪い細胞)とみなし、攻撃してしまうので上記のような症状が表れます。
今のところ原因不明で、薬もステロイドが処方され、それでも効果がない場合は免疫抑制剤という身体に負担のかかる薬を使います。
ベーチェット病を完治させる治療法は今のところ見つかっていませんが、以前よりは、さまざまな薬が開発され、治療の進歩によって症状をやわらげたり、普段の生活への影響を少なくできるようになっています。
治療方法が見つかっていない疾患ですので、鍼灸で治るとは言えませんが、長野式ではお灸の施術を根気よく行うことで今より少しは改善していくかと思います。
ベーチェット病の治療には、患者様と施術者の根気が大事です。
どんな症状でもあきらめないことが大事かと思います。どんな些細な症状でも苦しい、辛いと思われたら、お気軽にご相談ください。